岩屋霊穴

岩屋霊穴の整備は中興開山の時代より進められ、四世広然法印の代までに現在のような姿に整備されたものと思われます。岩肌に残る鑿の跡に歴代住職と弟子達の苦労が今も偲ばれます。霊穴内には、宇賀神を中心に金剛界・胎蔵界両部の大日如来等多数の石仏が安置され、密教道場としての威儀をただしています。

八臂宇賀辯財天を祀る辯天堂の真下に掘られた50メ-トル程の霊穴は、最後少し狭くなっていますが屈めば大人でも通り抜けることができ、まさに辯財天様の「胎内くぐり」が体感できます。

岩屋霊穴入り口
岩屋霊穴内
岩屋霊穴内
岩屋霊穴内

岩屋内のスポット

岩屋内略図
岩屋霊穴内略図
1宇賀神/不滅の法灯
2天台大師
3伝教大師
4如意輪観音
5稲荷宮
6銭洗い池
7胎蔵界大日如来
8如意輪観音
9辯天池
10舟形地蔵
11金剛界大日如来

銭洗い池

銭洗い池
銭洗い池

この池の水でお金を清めると御利益により何倍にも増えると伝えられていることから「土屋銭洗辯財天」としても親しまれる枯れたことのない不思議な池です。

お金持ちになりたいと思うことは人として自然なことです。その大切なお金は、自分の所に巡ってくるまで様々な人の手に渡りいろいろな思いに触れてきます。

時にはお金が原因となり争いごとさえ起きてしまいます。そこで、仏様の知恵の水でそのお金を洗い清め、お守りとして持ち歩くこともよいでしょう。

また、洗い清めたお金を使う際「ありがとう」「ごちそうさま」などの言葉を添え気持ちよく使ってあげれば、銭洗いの御利益がさらに他の人に振り向けられることになり、まさに仏様の教えに叶うこととなります。お金を清めることで自分の心も清め、世の為人の為に尽くす心を養いなさいというのが銭洗いの本義といえるかもしれません。

辯天池

辯天池

辯財天はインドの聖なる川の女神サラスバティーが起源とされることから、生命の源とされる水の仏様として信仰されてきました。この辯天池から銭洗い池へと清水が流れ込んで行きます。


岩屋の佛様

岩屋内の本尊
伝教大師像

伝教大師像

日本仏教の母山とされる比叡山延暦寺を開創し桓武天皇の御願による「天台宗」を開かれました。

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宇賀神(岩屋本尊)

宇賀神(岩屋本尊)

霊穴本尊 人頭蛇身。山上の辯天堂本尊八臂宇賀辯財天の頭上にも宇賀神が祀られています。

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天台大師像

天台大師像

中国で活躍された「中国のお釈迦様」と崇められる高僧で、仏教の根本原理と言える多くの教えが伝えられています。

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不滅の法灯

不滅の法灯

世界のあらゆる人々の平和と幸福を願うための光明として、昭和六十一年より「和光山一隅の灯」として霊穴内に安置しております。

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舟形地蔵

舟形地蔵

地蔵菩薩は、様々な苦しみに耐える菩提心の堅固さ、慈悲の深さを象徴する菩薩です。

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金剛界大日如来

金剛界大日如来

梵名を音写して摩訶毘廬舎那仏とよび密教の中心本尊とされます。大日如来は宇宙の真理そのものとされています。

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胎蔵界大日如来

胎蔵界大日如来

梵名を音写して摩訶毘廬舎那仏とよび密教の中心本尊とされます。

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